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マルチとは [農業]

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以前、マルチの事を町の(都会の)人に話したら
それって「多い」っていう意味だろうけど、
みたいに言われました。


それで「いや、そういうマルチタレントとかのマルチとは
スペルが違うので。」
と説明したら、やけに感心された事があります。


畑で使うのはmulch=「根おおい」で、
作物の根本の周りの地面をおおう物の事です。


「多い」はmultiです。


mulch=「根おおい」の役割りは、
地温を上げる、雑草を抑える、
泥が作物に飛び跳ねるのを防ぐ、
が以前はメインでしたが、
10年くらい前からか
日光を反射して眩しくさせて
害虫を寄り付けなくする種類の物も流行ってきたようです。


mulch=「根おおい」の欠点は、雨水を遮断してしまって、
内側が水分不足になり得る事、
逆に内側の水分が蒸発できずに土が蒸れる場合がある事、
そして後始末が面倒な場合がある事などでしょう。


ウチではジャガイモはマルチなしで作りますので、
草取りは必要になりますが、
今年の場合はタイミング良く土が乾いてくれて
腐ったじゃがいもはほとんどありませんでした。


近所でマルチを張ってジャガイモを作った家では
土が蒸れたのか温度が上がり過ぎたのか、
かなり腐らしたそうです。


結局お天道様のご機嫌と合わないと
うまくいかず、
マルチを使いさえすれば良い、
という訳にもいかない面もありますね。


でも、特にレタスなどを広い畑で作るには、
マルチを使う事が普通みたいです。


軟弱野菜を真夏に作ると
葉に泥が付くと腐りやすくなりますし。


しかし、特にマルチがあった方が良さそうなのは
イチゴでしょう。


家でも自家用にマルチなしで何年もイチゴを
作っていましたが、
この辺では収穫期は6~7月で、梅雨の最中なので、
どうしても雨で泥が跳ねて
イチゴに飛び付き、腐ったりカビが生えたりする原因に
なります。


ですから、プロは石垣イチゴやハウス栽培、
水耕栽培などのやり方で、その対策をしているのです。


尚、植物マルチと呼ばれる物もあります。


これは刈った草のような有機物をどっさり置いて
ビニールマルチなどの代わりにするという物です。


これも、勿論はがさなくていいし、
堆肥の役目もしてくれますが、
期間が長いと
すき間から雑草がどんどん生えてしまいます。


実際は広い畑に大量の刈り草を敷く事は無理で、
それ専用の草を一旦生やしてから
刈り倒すやり方が一部では行なわれているそうです。




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タグ:マルチ 農業
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